大学
2020-2021年サイクルに続いて、2021-2022年サイクルもコロナ禍の影響でオンライン開催が予定されている理研CBS主催の脳科学塾(BSTP)。昨年度は受講者、今年度はTAとして参加する私から見た脳科学塾を解説します。
最も身近な留学といえば日本の大学在学中に半年から1年間海外の大学へ留学する交換留学だと思います。学費が安い日本の大学に在籍しながら高学費のアメリカの大学への交換留学は確かにお得ですが、中には日本で高校を卒業しながらアメリカの大学へ進学しア…
前編では研究界の男女格差はどこから来ているのか、政府の調査報告書等の数字を見ながら検討しました。研究者の女性の割合が低いのは中学生から教授職まであらゆる段階で様々な理由が複合した結果ということがわかって頂けたのではないでしょうか。後編では…
国別男女格差ランキングなどが出ると、決まって日本は先進国の中でも最低クラスの順位を叩き出しています。実力主義であるはずの研究界も例にもれず、研究者の数は不自然なほどの男女差があるのです。前編では男女の格差がどの段階から生まれているのか、近…
アメリカではそもそも基本的に研究室配属は存在せず、研究室で研究するには自らが能動的に動いて所属させてもらう必要があります。この記事ではそのような研究室配属を経ないで研究室に所属する方法にどのようなものがあるかを解説したいと思います。*1 *1:…
理化学研究所といえば、日本で唯一の自然科学系総合研究所であり、長岡半太郎博士や湯川秀樹博士などを始めとした日本を代表する科学者を輩出してきた研究機関です。某近年ではS◯AP細胞事件の印象が強い人も多いでしょうが、Nature IndexでもGovernment Sect…
大学生ですら自然科学研究機構と聞いてパッとなんのことを言っているかわかる人は少ないのではないでしょうか。自然科学研究機構とは国立天文台や核融合科学研究所を含む国立の研究所の集合体です。今回はその中から岡崎にある基生研・生理研・分子研の3つ…
筆者はワシントン大学出身です。へえそうなんだ、で終わることがほとんどですが、少し気になって調べようとした人は「ワシントン」と名の付く大学がアメリカには物凄い数あることに気がつくでしょう。この記事はそんなあまりに多過ぎるワシントン大学たちを…
アメリカの大学院に出願するのに実際に必要な書類やテストの情報は出回っていますが、アメリカの大学院への出願を考えているなら学部生がどのような立ち回りをしたほうがいいのかを解説している情報はあまり出回っていないようです。アメリカでは院試がない…
日本にはものすごい数の英語の参考書と、英語の学習塾があります。TOEFLやTOEICなど特定のテストに向けての勉強法も多く紹介されているようです。しかし、TOEFL100点越え、TOEIC900点越えの人は英語を実際に使いこなせているのでしょうか?英語のテストのた…
前編・後編では大学ランキングを見てきましたが、この番外編ではNature Indexと呼ばれるNature誌の公表している研究力の指標を見てみたいと思います。番外編にしたのはNature Indexは大学のランキングというよりは学位を出さない研究機関も含めた論文数ラン…
こちらの漫画はブログ記事を漫画化したものです。もっと詳しく知りたい方はこちらから元記事をどうぞ。
タイトルに後編とは付けましたが、前編を読まなくても理解できる内容になっています。ランキングそのものの解説に興味がある方は前編をご覧になってください。この記事では私の実体験と神経科学分野のランキングについてお話ししたいと思います。
日本では中学受験から大学受験まで偏差値で格付けされますが、世界規模で大学を比べる時には偏差値は使えません。各国それぞれ入学試験も基準も違うからですね。それでも人は比べたがるもので、世の中には世界大学ランキングが何種類もあります。
アメリカの大学を卒業して日本の大学院に進学する私に、海外の大学院生事情を聞いたことがある人はこう質問するでしょう。「日本の院に行ったら損じゃね?」確かに金銭面の待遇を見てみると日本の大学院生は損に見えますが、実はそう単純な話ではありません…
前置き 私はつい先日2020年4月入学の東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻を受験して、合格を頂きました。院試となると情報もあまり出回っていないようなので、最初の記事として広域科学専攻の院試について書き残したいと思います。あくまで情報は…