Neurohog Reports

日米英で学校を卒業して、それぞれの大学・研究・テニス・海外生活について記事と漫画にしています。

【勝手にPeer Review番外編】TARBに渡辺正峰先生著「脳の意識 機械の意識」の書評を寄稿しました。

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書評のお誘いを頂いたので、渡辺正峰先生の「脳の意識 機械の意識」の書評をTokyo Academic Review of Booksさんに寄稿させていただきました。

 

 

 

 

本・書評へのリンク

書評は下記のリンクから読むことができます。オープンアクセスです。

tarb.yamanami.tokyo

https://doi.org/10.52509/tarb0017

 

渡辺先生著の「脳の意識 機械の意識」はこちらです。

 

あとがき

要約やら参考文献などもろもろ合わせると一万字を超えるという、およそ普通の書評ではあり得ないボリューム感になりましたが、TARBさんの方針でかなり自由に書かせて頂きました。自分の専門に近いこともあって、正直まだ上手く議論することができなかったなと納得のいっていない部分もありますが、読みにく過ぎなければ幸いです。

内容としては、TARBさんの基本フォーマットに従って、前半に本の章ごとの要約を書かせてもらい、後半に私のコメント部分がついているという形になっています。 読んで頂くと分かると思うのですが、要約はかなり詳しめになっています。本自体を持っていなくてもある程度書評が検討できるように、参考になるようにと思ってのことですが、そんなに要約してしまってどうなんだと思われる方もいらっしゃるでしょう。本文でも触れさせてもらいましたが、この本の読み物としておもしろいところは、要約した際には抜け落ちる研究者のストーリーやドラマ、著者のアイデアへの没入感・熱量です。要約を読んでおもしろそうと感じた人なら、本は間違いなく買って損はないと思います。この書評が「脳の意識 機械の意識」が少しでも多くの人の手に渡る手助けになることを願っています。

後半のコメントは、書評というよりは神経生物学・生理学が専門の研究者が査読したらというつもりで書かせてもらいました。もちろん、研究者でない方々が読んでも伝わるようになるべく噛み砕いて書いたつもりですが、指摘を完全に解説しようと思うとそれこそ文量がおかしくなるので断念しています。触れたいポイントには触れて、なるべく関連するキーワードを散りばめておいたので、これは何を指摘しているんだろうと気になった方はキーワードから少し辿ってみてください。また、私自身まだまだ若輩者で、書評を書くのもおこがましいような立場の人間ですので、「査読」として完璧だというつもりは当然ありません。それでも何か議論を深めるきっかけになればと思って自分なりに書かせて頂きましたので、何かこれはおかしくね?という点があれば是非このブログのコメントにでも残してください。

 

はりねずみ的にまとめると

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